●街中ではめったにお目にかかれない食材ですが、湯湧という、市のはずれにある町とはいえ、れっきとした金沢市内で採れるようになったんですね。素晴らしい。
金沢藤五郎、いざ全国へ ジネンジョ新品種、登録完了 湯涌地区原産、ブランド化
(北國新聞社 2006.3.7)
金沢市の湯涌地区などで栽培されているジネンジョ「金沢藤五郎」が六日までに、農林水産省の品種登録の認可を受け、金沢の”ブランド野菜”に新たな特産品が加わった。普通のジネンジョより成長が早く、粘りが強いのが特徴。名称は金沢という地名の由来とされる「芋掘り藤五郎(とうごろう)」の伝説にちなむ。名付け親の山出保市長は「生産量を増やし、金沢ブランドとして全国発信したい」と今後の展開に意欲を示している。
金沢藤五郎は、湯涌地区の山中で自生していたジネンジョのうち、地元の協力を得て高品質なものを選び出し、金沢市農業センターがバイオ技術で増やしていった品種。一九九六(平成八)年から品種確立に向けて試行錯誤を繰り返し、三年前に登録を申請。足かけ十年で、晴れて新品種として認められた。
通常のジネンジョは収穫まで三年かかるが、金沢藤五郎は二年で食べごろになる。農業センターによると、これほど生育の早いジネンジョはほかにない上、一般に市販されているナガイモより粘りが強く、味の評価も高いという。(後略)
●ネーミングは、金沢という地名のもとになった「金城霊沢―芋掘り藤五郎」の物語にちなんで名づけられたとか。「金沢藤五郎」はまさしく、加賀野菜の真打ちといえますね。
○金城霊沢の秘密〜芋掘り藤五郎をめぐる歴史ロマンへの旅〜(美多幸夫)
●商品はいつ出てくるのでしょうか。来年にかけての最も期待のかかる加賀野菜です。
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